MEDICAL
診療案内

当院は医療法人社団糖和会の2つめのクリニックです。1つめの近藤医院は小平市花小金井南町で父の代から長らく地域の診療所としての役割(特に糖尿病を中心とした内科疾患の診療)を担って参りました。

そのコンセプトは、糖尿病(病気)をもつ方を中心にとらえ、医師のみならず看護師、管理栄養士、臨床検査技師、事務員など全てのスタッフが関わるケア(care)です。働き盛りの人々が受診によって仕事に支障がでないよう、(出勤前に診察が終わる)早朝診療を行っています。

その一方で、「朝から仕事や学校があるので行けない」、「日中はワンオペで家族の世話や介護があるので行けない」、といった声を聞くことが少なからずありました。このことが、東小金井駅前で夜診療を提供させていただくきっかけとなりました。

職場などの健康診断で、血糖が高い、糖尿病の疑いがある、メタボ(メタボリック症候群)が心配だ、などと言われたものの、日中は忙しくてなかなか医療機関を受診できない、という方々には、ぜひ気軽に受診していただきたいと願っています。

糖尿病というと⌜尿に糖(ブドウ糖)が出てくる病気」と思われがちですが、実際には尿に糖が出てくるときは既に血液中の糖の値(血糖値)はかなり高くなっています。

したがって、糖尿病を早期に見つけるためには、血糖値を正確に測ることが重要です。(糖尿病になる過程では、空腹時よりも食後の方が先に血糖値が上がってきますので、食後血糖を測ることは有意義です。)


さらに、HbA1c(ヘモグロビン エー ワンシー)という1−2ヵ月の血糖の平均値を反映する検査を組み合わせることで血糖値の状態をよりよく知ることができます。当院では、血糖、HbA1c、そして糖尿病や腎臓の状態など様々な情報が得られる尿検査は、院内にある測定器で即日結果を知ることができます。

糖尿病は、1型糖尿病、2型糖尿病、その他(特定の機序，疾患によるもの)に分類されます。さらに、赤ちゃんと母体を守るために妊娠中だけ特別に厳しめの基準で診断される妊娠糖尿病もあります。

いずれも血糖値が高い(高血糖)状態になりますが、当院では問診や血液、尿検査などの結果から、まずその分類をきちんとした上で適切な治療を提案するよう心がけています。時に服用しているお薬で血糖値が上がることもあります。

種々の原因で膵臓にあるβ細胞からのインスリンが分泌されなくなる1型糖尿病に対しては、SMBG(血糖自己測定)やCGM(皮下連続式グルコース測定)を併用しより詳しく血糖値の状態を評価し、CSII(持続皮下インスリン注入療法)など先進治療もご希望に合わせて選択することができます。